ダイアトニックコード、コードの機能

ダイアトニックコード

ダイアトニックコードとは、ダイアトニックスケール(メジャースケール等)上の音によって構成されるコードのことです。

例として、Cメジャースケールについて考えてみましょう。

Cメジャースケールのダイアトニックコードというのは、「ドレミファソラシ」の7種類の音のどれかを組み合わせて作られるコードのことです。

3和音のコードで考えると、C(ドミソ)、Dm(レファラ)、Em(ミソシ)、F(ファラド)、G(ソシレ)、Am(ラドミ)、Bm♭5(シレファ)の7種類ありますね。

これらのコードは、Cメジャースケール上の音で構成されているので、Cメジャースケールと相性が良い音ということになります。キーがCの曲では、基本的にこの7種類のコードが使われます。

例外もありますが、ポップスだとだいたい曲中に出てくるコードの8割くらいは、その曲のキーに対応するダイアトニックコードです。

度数表記

ダイアトニックコードを、キーの主音から数えた度数でⅡm、Ⅳ、Ⅴのように表現することがあります。
例えばキーCにおけるⅡmというのはDmのことで、キーGにおけるⅡmというのはAmのことです。

この考え方を用いると、キーの異なる曲を分析するときにとても便利です。

例えば、キーCにおける「Dm G C」というコード進行を度数で表記すると「Ⅱm Ⅴ Ⅰ」となり、キーGにおける「Am D G」というコード進行を度数で表記するとこちらも「Ⅱm Ⅴ Ⅰ」となりますね。つまり、度数表記を用いることによって、両者はキーが異なるだけで同種類のコード進行であるということがわかります。
ちなみにこの「Ⅱm Ⅴ Ⅰ」は「ツーファイブワン」と呼ばれる、よくあるコード進行なので、頭に入れておくと良いでしょう。

コードの機能

ダイアトニックコードには、それぞれ機能があります。機能について考えるときは、前述の度数表記を用います。
コードの機能には「トニック」、「ドミナント」、「サブドミナント」というものがありますが、転調について考える上で重要な「トニック」と「ドミナント」について説明しておきましょう。

すごくざっくり言うと、以下のようになります。

トニック…「Ⅰ」のこと。安定した雰囲気になる。
ドミナント…「Ⅴ」のこと。やや緊張した雰囲気になり、トニック「Ⅰ」に進行したくなる。

ドミナントの「トニックに進行したくなる」という効果が、転調において重要となります。
ドミナントからトニックに進行する動きのことを、「ドミナントモーション」と呼びます。

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